濡れた犬、気の抜けたコーラと昨日見た変な夢

大阪在住底辺OLのメンタルヘルスケア

記憶と思い出の管理、Googleマップのタイムラインが便利

ある日、私のGmailにこんなメールが届いた。

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これは、私が毎月楽しみにしている…ってほどでもないが、忘れた頃に届いてちょっと嬉しい気持ちになるメールだ。

 

いったいこのメールはなんなのか。

Googleマップのタイムライン機能を使ったことがある人ならご存じだろう。

 

タイムライン機能とは、Googleマップを開いた際のメニュー画面上から2番目くらいにある、これを設定することで使うことができる。

位置情報をもとに、移動した道、距離、場所、などをすべてGoogleマップの中に保存してくれる便利な機能だ。(常に位置情報をオンにすることになるので、腕のいいハッカーとかに追われている人にはお勧めしない)

 

私は、自分が何月何日どこに行ったのかがわかるので、ただ面白い日記帳のような役割として使い始めた。

出張の多い友人は出張費の申請の際どの駅からどの駅まで移動したか調べるのにつかっている。なるほど、そんな使い方もある。

 

そんなGoogle先生のタイムライン機能からメールの内容について4つの画像を用いて紹介したい。

 

 

No.1

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自分がその月に訪れた場所がわかる。

沢山いろんなところへ旅行する人なんかはもっと赤いピンがいっぱい出るのだろうな。うらやましい。

 

 

No.2

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新しく訪れた都市。

えー私3年も大阪に住んでいて堺市行ったことなかったのか。

 

No.3

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訪れたスポット。

おそらく何十分か以上その場所に滞在すると記録されるらしい。

今回私はたまたまライブハウスが2つあるが、ライブレポを書くブロガーの方にもおすすめ。先月いったご飯屋さんが美味しかったけどどこだか忘れてしまったというときにも便利である。

 

 

No.4

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これまでの累計。

収集癖のあるオタクには持って来いの機能。いった場所の数が増えると嬉しい。

また、タイムラインの履歴は消去可能なので、彼女に内緒でキャバクラへ行っても大丈夫()

あーあの時居酒屋さん美味しかったけどどのあたりにあっただろう…

あの駅からあの場所まで歩いた時何分かかったかな…

こないだ車でどのルートであのお店行ったっけ…

などなど様々な疑問を解決してくれる。


 出張の多いサラリーマン、忘れっぽい人、記録好きの人、もちろんブロガーにもおすすめの便利な機能である。

VTuber歌手、バーチャルシンガー花譜の魅力とおすすめの曲

バーチャルシンガーを知っているだろうか。

 

もともと初音ミクをはじめとするVOCALOIDがそう呼ばれていたが、今の時代、バーチャルシンガーというと歌を歌うVTuberのことを指す。

VTuberとは、架空のキャラクター映像とともに自分の声で発信するYouTuberのことだ。

中でも多くの魅力と可能性を秘めた「花譜(カフ)」について話そうと思う。

 

 私が花譜に出会ったのはTwitterだ。いつのことだったかは覚えていない。

ある日TLに流れてきた、ピンクの髪に不思議な触角のついたフードを被った女の子が喋っている!かわいい~と思ったことを覚えている。

 

実はそのかわいいピンク髪の女の子が歌うことを知りこの曲にたどり着いた。

「糸」

 

なんと!めちゃくちゃかっこいいし切ないしなんなんだこれは……と思い一瞬にして花譜の魅力にとりつかれてしまった。

花譜の最大の魅力は

泣きだしそうに儚く、綿菓子のようにふわふわと甘い声かと思えば、時に力強く感情を揺さぶり、高音の透明感、聴けば聴くほどハマる魅惑の声だ。

 

2019年1月に15歳になったというツイートをしている。ということは現在16歳。

16歳でこんなに表現力あるのかよ…と嫉妬すらしてしまうほど。

 

花譜のオリジナルソングとして楽曲を提供するボーカロイド作曲家「カンザキイオリ」の楽曲も花譜の魅力を最大限に引き出している。曲はもちろん歌詞もすばらしい。

 

「糸」以外に個人的おすすめのオリジナル曲を以下に列記する。

 

「夜が降り止む前に」

「不可解」

「quiz」

「過去を喰らう」

「魔女」

 

「不可解」はクラウドファンディングで目標を遥かに上回る4000万円を集め開催されたワンマンライブのタイトルにもなっている。楽曲のlive映像もあり鳥肌ものなので要チェックである。

 

 「夜が降り止む前に」については以下の記事で少し紹介している。

ぜひ楽曲がエンディングとなっている映画と合わせて聴いていただきたい。

 

s3angatsu.hatenablog.com

 

 

 また、花譜のYouTubeには【歌ってみた】も大量にある。ボカロ曲からJ-POPまでわりと幅広いジャンルにわたって歌っているのできっと自分の好きな歌もみつかるはずだ。

 

これは私の好きなもともとボカロP、現在ヨルシカの曲を主に担当するのn-bunaさんの白ゆきを歌ったものだ。

 

ものすごく声がn-bunaさんの曲調に合っている。そして歌ってみればわかるのだが、この曲サビがめちゃくちゃ難しい。もともと初音ミクが歌うように作られたのだから仕方ない。それをこんなにも自然に歌い上げるとは。

 

自分の好きな曲はもちろん、花譜の歌ってみたを通して知らなかった曲に出会ってみるのもまた一興である。

 

花譜のしゃべる動画も沢山ある。お知らせや曲の紹介自身のことを少しだけ話したりも。自然体で、まるで花譜と通話しているような傍にいるような気持になる。

この動画の最後の「またね」がかわいいのでぜひ聞いてみてください。

 

またね。

映画「勝手にふるえてろ」ネタバレ感想

勝手にふるえてろ観ました。

 

 

原作は綿矢りささんの小説「勝手にふるえてろ」です。

ストーリーのあらすじはこう。

松岡茉優さん演じる主人公のヨシカは生まれてこの方彼氏が出来たことがない。だが脳内にイチとニと呼ばれる彼氏がいる。イチ中学の同級生で10年間ずっと好き、ニはヨシカの勤める会社の営業でヨシカに好意を持っている。

そんなヨシカを取り巻く人々のドタバタコメディー!!

 

 

ではありませんでした。

 

 

 いや、コメディなんですが、コメディ要素は十分にあるんですが、

この作品は前半と後半でガラッと雰囲気が変わる。前半はヨシカと少しずつ距離を縮めていくニとそれとは別にヨシカを取り巻く街の面白い人々との生活を描いた、一瞬これはコメディーか?との錯覚もする。

 

そんなこんなでこれまで脳内で消化していたイチとの唯一の接点、中学の同窓会をきっかけに東京組で集まることとなりそこでヨシカはやっとイチと話すことができる。

絶滅した動物が好きという思わぬ共通の趣味もあり盛り上がっていたところ「ところで名前、何?」というヨシカにとって衝撃の一言は深く深くヨシカの心を傷つけます。

 

それから世界は一変。

 

通勤路で仲良くしていた釣りのおじさんも、バスで隣の席になるおばさんも、お人形のようなカフェの店員も、奇抜な髪型のコンビニ店員のお兄さんもみんなみんなぜ~んぶヨシカの思い描いてた関係で、実は一言も喋ったことのない他人、現実の世界に戻ります。ここでのヨシカの歌声がとてもいい。

 

ヨシカは恐らく20代中盤から後半?なのですが、一人暮らしの家での生活感が自分と重なりすぎてみていて恥ずかしくなったりもした。この作品中の松岡茉優さん、ほんとによく笑うし泣くし叫ぶし怒るし感情が忙しかったなあ。

 

映画のほんとのほんとの終盤、なぜだかとある予感がした。

くるか?くるか?と思ったらきました。

 

勝手にふるえてろ」というタイトル回収のセリフで締め!

 

好きなんです。最後にタイトル回収する映画や漫画。

映画「生きてるだけで、愛」感想と双極性障害について

菅田将暉さん、趣里さん主演の「生きてるだけで、愛」観ました。

2018/11/9公開の映画でしたが最近Netflixで配信されており、ただの菅田将暉ファンとして観てみました。

予告編は以下からどうぞ。

 

 

Netflixの説明文

 うつ病の寧子は仕事も続かず、彼氏の家に引きこもる日々。ある日、彼に未練を抱く元恋人が現れ、彼と寧子を別れさせるために寧子の社会復帰に世話を焼き始める。

 だけを参照し、視聴を始めた。

 

うつ病とだけ作品の紹介に書かれており、特に作品中でも深い言及はなかったが、寧子の症状は明らかにうつ病の中でも躁状態鬱状態を繰り返す双極性障害だと思った。

うつ病というと不眠のイメージが強いかもしれないが主人公の寧子は過眠。朝起きれないだけでなく、人の話を聞いている最中にも眠ってしまうシーンが見られる。

 

また、ささいなことで怒ってしまったり、暴れたり。

作品の終盤になるが全裸になって走り出してしまうシーンがある。このようにぶっ飛んだ行動をとってしまうのも躁状態の症状。

その状態を見事に演じ切る趣里さんはすばらしかった。

 

うつ病やそれに近い症状に一度もなったことがなかったり、身近にそういう人がいない人の場合、ただのだらしない人のように見えるかもしれない。だが、普通のひとが普通にやることができなくて、そんなできない自分にイライラする、でもできない、を繰り返し苦しむのがうつ病なのである。

 

作品途中で、乱雑に眉や髪を剃った過去の寧子の映像と、風呂場でまた同じ行動をしようとするもカミソリを窓から投げ捨てるシーンがある。

半ば無理やりにではあるが始めたバイトがきっかけでうつから少し脱出しかけていることを描写しているのではないかと思う。

これは私の勝手な解釈ではあるが、菅田将暉演じる彼氏の津奈木が会社で揉めて、窓からパソコンを投げるシーン。この2つはリンクしているのではないかと思う。いやな自分、自分で納得のいっていない自分を断ち切ることの現れ。

 

私は、うつ病で通院し診断されたことがあるわけではないが、それに近い症状を患っていた時期があるので、大変共感できるところが多かった。

なので、実際うつ病になったことがある人、現在そうである人にこそ見てほしい作品である。

映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」感想と考察

 

 このあいだNetflixにあがっていたので見た映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」の感想と自分の中での少しの解釈をここに書き残す。

ネタバレを含みますので無の状態で見たい人は見てからここに来てください。

 

私、無類のマンガ好きでありながら、ホットギミックという漫画を知らず、漫画原作ということも知らずにこの映画を見ました。

映画序盤の感想はうわーなんか少女漫画だなあ。こんな言葉遣いするっけ?古い少女漫画みたいだなーでした(実際2000年から2005年まで連載されていた少女漫画でした、ごめんなさい)映画の画面やカメラワークの遊び心がすごくよかった。

 

そしてこの主人公の成田初(なりたはつみ)めっちゃフラフラしている!

モデルの仕事を始めてから疎遠になってしまった梓を好きかと思えば、同じく幼馴染でインテリメガネの亮輝を好き?え、血のつながっていないお兄ちゃんも?

 

でも16歳の女の子の脳ってそんなもんかもなとも思った。世界のこと何にも知らないし、飛び込んでくるもの全部簡単には処理できなくて、感情に流されて、感情に泳がされて。何考えているかわからないし、自分でも何がしたいかわかっていなくて、明日の自分がどうなっているかの予測なんて全く分かっていないような。

(実際現実世界で自分にこんな出来事起こったら脳パンクしてしまうと思いますが…)

 

この作品はそんな16歳の未熟な少女の弱さとこころの変動をそのまんま映し出したかったんだと思う。若いって怖い。でも若いからなんとかなること。幼馴染の裏切りとか親の不倫問題とかは飾りなんて言ったら怒られそうだけど、そこに重きは置いていないと思った。初自身が世界の全てだった。

 

最後の河原で初と亮輝がしゃべっているシーンの言葉の掛け合い、たたみかけ方と、締めの「バカでいようね」ってセリフがすごくよかった。

亮輝、まじでいい味だしてたな。素直じゃない、好きな女の子に対していじわるするみたいな、でもお前は俺のもんって好き丸出しでいるみたいな。私はインテリクソメガネ~と頭の中で呼びかけながら愛でていました。

 

 

そもそも私がこの映画を見ようと思ったきっかけはこれ。

 

花譜ちゃんが好きで、映画のエンディングテーマとは知らずにこの歌をずっと聴いていた。「夜が降り止む前に」というタイトル通りに、夜の真っただ中にいるような、キラキラした夜が降り続いているような曲だ。

 

作曲者のカンザキイオリさんの作る曲はなんだかテンションの上がる前奏で始まる印象だけど、ただキラキラしているだけじゃない、苦しさの中にも希望があるようなイメージ。ピアノの音選びのセンスもすばらしい。

花譜ちゃんの柔らかい、迷いがあるような、でもしっかりと意思のある強さも兼ね備えた声もいい。

 

この曲を好んで無限ループで聴きまくって、映画を見終わったあと、もう一度、MVを見ながら聴いてみてハッとした感動を私は忘れない。

花譜ちゃん、ホットギミックの中にいる!!!

そう、このMVはそのまんま映画ホットギミックの舞台なのでした。あの入り組んだ正方形がたくさんのマンション、非常階段、河川敷、夜景。あそこに初がいた、亮輝がいた、うわあああああああってなった。この感動みんなにも味わってほしい。

 

なので、映画を見た人はすぐあとに「夜が降り止む前に」のMVも見てほしい。

また花譜ちゃんの歌の感想記事も書こうかな。

劇場版「メイドインアビス-深き魂の黎明 」感想

先日、劇場版メイドインアビス深き魂の黎明を見てきた。

 

 

メイドインアビスはアニメのみの視聴済み。漫画は読んでいない状態で見ることにした。アニメ放送が2017年だったため映画の直前にもう一度いっきに見返した。

 

アニメの概要はこんな感じ(知っている人はとばしてください)

舞台はとある孤島に発見された巨大な縦穴。アビスと呼ばれるその穴には多種多様な不思議な生物や現在の人類の知識や技術を超えた遺物が眠る。人々は一獲千金を狙いその縦穴のまわりに村を作り探掘を続けている。主人公は12歳の探掘家をめざす少女リコと、探掘作業中にリコが見つけたロボットのレグ。2人はアビスの底からリコの母親らイザの白笛(探掘家のランクに応じて色のついた笛が与えられる)と、それとともに回収された遺物に混ざっていた「奈落の底で待っている」という走り書きの手紙をきっかけに奈落の底を目指しアビスに潜ることを決意する。

アビスには上昇負荷、通称アビスの呪いと呼ばれる不思議な現象があり、一度下へ下がると上へ上るときにめまいや吐き気などの症状が出る。深ければ深いほどその症状は強くしまいには全身から血が噴き出し死んでしまう。

それでも2人は力を合わせアビスの下へ下へと進んでいくストーリーである。

 

かわいらしい絵柄なのに、とにかくつらい。アニメの最後のほうは嗚咽なしに見れなかった。

なので映画も絶対つらいんだろうな、と思い急にショッキングな心境になることに対しビビった私は、一緒にいく漫画を読んでいる友人(おそらく映画の内容と漫画はリンクしている)にあらすじを説明してもらってから映画を見に行った。

 

その行動は正解だった。

 

 

☆★☆★以下ネタバレを含みます☆★☆★

 

 

私の頭が悪いせいかもしれないが、結構展開が早めでついていくのに必死だった。

感想で地獄・地獄言われまくっていたが実際に地獄だった。救いようがなかった。なのに主人公らはなんであんなポジティブでいられるんだ。このミスマッチというかアンバランスさがこの作品の魅力なんだろうなと思う。

 

あと、ボンドルドの持つ遺物、かっこよすぎませんか。

明星へ登る(ギャングウェイ)とか枢機へ還す光(スパラグモス)とか。厨二心をくすぐるなあ。

 

好きだったシーンはレグが大量の電気をうけおかしくなってヌルヌル動くシーン。怒り狂ってイカれたキャラが性癖なので。作画もスピード線みたいなので表現されているところがいい。

 

もう色んなシーンで、泣きすぎてどこで泣いたか覚えていない。プルシュカがカートリッジから溢れてくるところはもちろん、沢山苦しくて泣くシーン強くてすごいながんばれと思って泣くシーンがあった。

ナナチはやっぱり頭がよくてたよりになってかっこいいよなあ。なのに恥ずかしがり屋さんでかわいいし。

 

ととにかく色んな感情が蠢いて溢れかえったところで流れ出したエンディングがなんとまさかのMYTH&ROID!知らなかったからテンション上がった。RE:ゼロのエンディング等で知って好きになったアーティストである。浄化されるような曲だった。エンドロールの映像ともマッチしていて、映画館の音響もあいまってとても感動した。で、また泣くという…。

 

たぶんもう一度見に行くと思う。泣かない状態で見るため、もう一度MYTH&ROIDのエンディングを聴くために。次はもっとましな感想が書けると思う。

 

路地裏で待っている

昔から路地裏が好きだった。

私の中で路地裏では何かが起こるとされている。それは事件であったり異世界へのワープであったり。

実際何か起こったこともなければ、ただ向こう側の道に繋がっている、もしくは行き止まりなだけなんだけど。

それでも路地裏をみるとワクワクして写真を撮ってしまう。

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これは香港のどこかの路地裏

 

現実世界の何も起こらない路地裏も楽しい。くたびれた配管、汚れた室外機、出どころのわからないゴミ、時々猫。

 

沢山の路地裏を見てきた。気になったらすぐに歩いてみた。

 

そうやっていつか、誰か連れて行ってくれるのを、誰か殺してくれるのを私は路地裏で待っている。