濡れた犬、気の抜けたコーラと昨日見た変な夢

大阪在住底辺OLのメンタルヘルスケア

劇場版「メイドインアビス-深き魂の黎明 」感想

先日、劇場版メイドインアビス深き魂の黎明を見てきた。

 

 

メイドインアビスはアニメのみの視聴済み。漫画は読んでいない状態で見ることにした。アニメ放送が2017年だったため映画の直前にもう一度いっきに見返した。

 

アニメの概要はこんな感じ(知っている人はとばしてください)

舞台はとある孤島に発見された巨大な縦穴。アビスと呼ばれるその穴には多種多様な不思議な生物や現在の人類の知識や技術を超えた遺物が眠る。人々は一獲千金を狙いその縦穴のまわりに村を作り探掘を続けている。主人公は12歳の探掘家をめざす少女リコと、探掘作業中にリコが見つけたロボットのレグ。2人はアビスの底からリコの母親らイザの白笛(探掘家のランクに応じて色のついた笛が与えられる)と、それとともに回収された遺物に混ざっていた「奈落の底で待っている」という走り書きの手紙をきっかけに奈落の底を目指しアビスに潜ることを決意する。

アビスには上昇負荷、通称アビスの呪いと呼ばれる不思議な現象があり、一度下へ下がると上へ上るときにめまいや吐き気などの症状が出る。深ければ深いほどその症状は強くしまいには全身から血が噴き出し死んでしまう。

それでも2人は力を合わせアビスの下へ下へと進んでいくストーリーである。

 

かわいらしい絵柄なのに、とにかくつらい。アニメの最後のほうは嗚咽なしに見れなかった。

なので映画も絶対つらいんだろうな、と思い急にショッキングな心境になることに対しビビった私は、一緒にいく漫画を読んでいる友人(おそらく映画の内容と漫画はリンクしている)にあらすじを説明してもらってから映画を見に行った。

 

その行動は正解だった。

 

 

☆★☆★以下ネタバレを含みます☆★☆★

 

 

私の頭が悪いせいかもしれないが、結構展開が早めでついていくのに必死だった。

感想で地獄・地獄言われまくっていたが実際に地獄だった。救いようがなかった。なのに主人公らはなんであんなポジティブでいられるんだ。このミスマッチというかアンバランスさがこの作品の魅力なんだろうなと思う。

 

あと、ボンドルドの持つ遺物、かっこよすぎませんか。

明星へ登る(ギャングウェイ)とか枢機へ還す光(スパラグモス)とか。厨二心をくすぐるなあ。

 

好きだったシーンはレグが大量の電気をうけおかしくなってヌルヌル動くシーン。怒り狂ってイカれたキャラが性癖なので。作画もスピード線みたいなので表現されているところがいい。

 

もう色んなシーンで、泣きすぎてどこで泣いたか覚えていない。プルシュカがカートリッジから溢れてくるところはもちろん、沢山苦しくて泣くシーン強くてすごいながんばれと思って泣くシーンがあった。

ナナチはやっぱり頭がよくてたよりになってかっこいいよなあ。なのに恥ずかしがり屋さんでかわいいし。

 

ととにかく色んな感情が蠢いて溢れかえったところで流れ出したエンディングがなんとまさかのMYTH&ROID!知らなかったからテンション上がった。RE:ゼロのエンディング等で知って好きになったアーティストである。浄化されるような曲だった。エンドロールの映像ともマッチしていて、映画館の音響もあいまってとても感動した。で、また泣くという…。

 

たぶんもう一度見に行くと思う。泣かない状態で見るため、もう一度MYTH&ROIDのエンディングを聴くために。次はもっとましな感想が書けると思う。