濡れた犬、気の抜けたコーラと昨日見た変な夢

大阪在住底辺OLのメンタルヘルスケア

田舎と都会けっきょくどっちがいいのか

湊かなえの「贖罪」を読んだとき、思った。

この人めちゃ田舎嫌いか?いや、それはわからんがこの人めちゃくちゃ田舎の悪さを分かっている!と。

これは湊かなえの小説の感想記事ではない。

「贖罪」を読んだとき(もう内容もうろ覚えである…また読み返してみようかな)に私が感じた田舎と都会の違いについて書き綴っていきたい。

 

私は人生の前半の半分くらいをクソ田舎で過ごし、人生の後半の半分くらいを京都や大阪のまあ都会といっていいであろう場所で過ごした。

 

はじめに結論を言う。私は田舎が嫌いだし絶対都会に住んでいたい。田舎に住んでいた時にはそれが世界の全てだったので気づかなかったが、都会に住んでから田舎が嫌いということに気づいたのだ。

 

だから若干田舎アンチみたいな文章になってしまうかもしれないが、できるだけ公平に、読んだ後どっちがいいのかは読者のみなさんが考えることができるように事実を伝えるよう気を付けたい。

 

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私が感じている大きな差を3つ挙げる。

 

①圧倒的情報量の差

まず、田舎は圧倒的に情報量が少ない。ぱっと目に入ってくるのは民家と山、そういった物理的な情報量の少なさもあるし、例えば新作の映画が1か月遅れとかで入ってきて数本しか一つの映画館でやっていなかったり、テレビのチャンネルが2,3しかない県だってある。そういう意味で情報弱者となってしまう確率が高い。

 

今はスマホとかが普及し、同じスピードで情報を得ることが可能であるが、私が子供のころは積極的に情報を収集することに力を入れない限り、勝手に目に飛び込んでくる情報がなかった。

 

 

②人間の関係性の濃度

これはほんとに私の苦手なポイント。田舎の人は密着型である。だれだれさんのお父さんは何の仕事をしているか知っているなんて当たりまえ。自分の情報もすぐ洩れる。スーパーや飲食店ですぐ知り合いに出会う。子供の母親同士はそういったスーパーで出会ったときにだいたい情報交換をおこなっている。

 

奇抜な恰好をして歩こうものならめっちゃ人に見られるしすぐ噂になるだろう。

(なんだかねちっこいところがあるんだよなぁ田舎の人って。よくも悪くもね。これを上手く表していたのが湊かなえの「贖罪」だったんです。)

 

都会で知り合いと出会うことなんてかなり稀である。。何の仕事をしているか、休日何をしているかなんて言わなきゃバレない。どんな格好の人が歩いていようがたいして誰も気に留めない。

 

その反面密着型社会の田舎のいいところもあって、例えば、塾の帰り、友達の親に送ってもらったり、魚屋さんが同級生の親だからサービスしてくれたりとか。助け合って生きていくことができる。

 

 

③交通の不便さ

私の住んでいたところは今でも自動改札なんてない。ICOCAなんて持っていても意味ないし、電車は1時間に1本。車がないとどこへも行けない。

 

そんな交通において田舎のいいところを挙げるとすれば駐車場に困らないことだろうか。だいたいのお店に駐車場はついているしめっちゃ広い。あと、運転免許を取り立ての時練習しやすい。

 

 

田舎と都会、どっちがいいのかはたぶんその人の性格であったり将来やりたいことに寄与すると思う。

私はクリエイティブな仕事がしたかった、漫画やアニメが大好きなオタクだったので圧倒的に都会のほうが有利だったし、多くの情報や外的刺激を受けて創造するタイプの人間なので都会を選んだ。

 

ただ、私のまわりには大学だけ都会に出てきて就職して田舎に戻る人はけっこう多い。安定した生活を安心して続けていきたい人には田舎が向いているだろう。病院にも保育園にも学校にも市役所にもだいたい知り合いか知り合いの知り合いがいる。絶対に困ったときは助けてくれるだろう。

そんな面では田舎は住みやすいのかもしれない。

 

 

私もいつか田舎に戻りたくなる時が来るのだろうか…。

なんだか締まりのない文章になってしまったが、仕事が1番大事なら都会、家庭が1番大事なら田舎に住んだほうが物事が円滑に回るのではないでしょうか!そんな風に私は思います。